名誉院長 岩堀 南郎(いわほり なみお)
先々代院長(岩堀 嘉道)が、戦後の復興まだ間もない昭和23年(1948年)に武生市旭町(現:越前市住吉町)において病院を開設したのが当院の始まりです。
外壁が色鮮やかで当時としてはモダンなモルタル作りの病院として注目を浴びていたとのことです。以来約25年に亘り外科を主に、さらには内科や小児科なども含め、地域住民のために幅広い診療を心がけてまいりましたが、車社会の到来とともに、交通の利便性を考慮し、さらには大阪大学医学部付属病院を退職して昭和46年より当院の新スタッフとして加わった私の専門診療科目への対応や入院施設の近代化を図るために、昭和48年2月に馬場通り(現:武生市神明町)への移転いたしました。
今でこそヘリカルCT、MRI等などがポピュラーとなっておりますが、そのころは個人の小さな医療機関ではまだあまり普及しておらなかった消化管撮影のためのテレビレントゲンや、胃ファイバスコープ・超音波診断装置なども備えて、診療に当たったことが、懐かしく思い出されます。
しかし、月日のたつのは実に早いものでこの神明町に移転した病院も約30年を経過し、この間医学・医療技術・診断機器の進歩は目覚しく、さらには医療法の改正により、これらに対応する病院への変換が求められ、また、泌尿器科を専門とする現院長(岩堀 嘉郎)も当院の新メンバーとして加わることになったために、今後は泌尿器科を中心とする病院にイメージチェンジする目的で、再び病院の改築を企画し、平成15年4月より21世紀にふさわしい《癒しの病院・和みの病院》として開院いたしました。
今後も”安全”・”安心”・”思いやりの心”をキーワードとして院長やスタッフ共々に地域医療に貢献してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
名誉院長略歴
昭和11年 福井県福井市生まれ。旧姓桑原
昭和37年 大阪大学医学部付属病院第一内科学教室入局
昭和38年 松坂中央病院
大台病院(現:大台厚生病院)
大安病院(現:南勢町立病院)などに出張
昭和40年 大阪大学医学部付属病院第一内科復帰
昭和45年 大阪大学医学博士号取得
昭和46年 岩堀病院副院長就任
平成7年 岩堀病院院長就任
平成19年 岩堀病院名誉院長就任
専門科目:内科(消化器・循環器)・小児科
院長 岩堀 嘉郎(いわほり よしお)
当院は泌尿器科手術に特化した手術室を有し、結石破砕用ホルミウムレーザーを備え、体外衝撃波結石破砕装置では治療困難な結石でも、開腹手術をせずに砕石することが可能です。また前立腺肥大症や膀胱がんの日帰り若しくは短期入院手術も行っております。長期入院の必要がある手術は林病院との連携で開放病棟を利用させていただいて対応しております。
日常診療においては、国立がんセンターでの研修経験に基づく各種泌尿器がんの診断・治療や、排尿障害・夜尿症・性感染症・男性更年期と幅広く泌尿器科全般の疾患を扱っております。いずれの領域においてもこれまでの経験とコンピューターを駆使した最新の情報に基づいて診療を行っております。
ちょっと気になる程度の軽い症状から、「がん」のような重病に対するセカンドオピニオンまでなんでもご相談ください。
院長略歴
昭和41年 福井県越前市生まれ。
平成4年 筑波大学医学専門学群卒業・筑波大学附属病院勤務
平成6年 国立がんセンター研究所 化学療法部勤務
平成8年 筑波大学附属病院勤務
平成13年 福井医科大学(現福井大学医学部)助手
平成15年 岩堀病院副院長就任
平成18年 福井大学医学部泌尿器科学講座非常勤講師
平成19年 岩堀病院院長就任
平成22年 岩堀メディカルオフィス開設・院長就任
専門科目:泌尿器科・性感染症外科内科・小児科・外科・放射線科・皮膚科