淋菌

  • 病状について: 淋菌というばい菌が、性器に住み着いたことにより起きます。感染後1-3日で激しい痛み・性器からの黄色の膿の排出がみられ、放置すると病原体が奥まではいりこんで男性だと精巣の周りが腫れたり、精子の通り道を詰まらせて不妊の原因になったりします。女性だと卵子の通り道を詰まらせます。
  • 原因について: 性的接触によって性器や喉から感染します。
  • 検査について: 2時間以上我慢した尿で検査します。
  • 治療について: 通常のばい菌を殺すお薬が効かないことが多いので、筋肉注射・点滴もしくは内服薬を1回だけ服用して治療します。筋肉注射は臀部に行います。点滴は30分ほどかかります。効果は筋肉注射・点滴はほぼ同様ですが、内服薬はやや劣ります。但し内服薬は下記のクラミジアという病原体にも有効です。お薬を投与しても痛み・排膿が引かなければ4日後、改善傾向にあれば2週間後に尿の検査をして効果を判定します。2時間以上排尿を我慢してから検査にいらしてください。性交渉のある相手と同時期に治療することをお勧めします。クラミジアというばい菌も同時に感染していることがありますので検査しておきます。
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